ボーカロイド、バーチャル、アニメについて

こんにちは。Nです。

初めての投稿なので軽くプロフィールを紹介させていただきます。

と言っても教えられる情報は
名前はN、年齢は中学三年生、性格は陰キャであるということだけです。性別はご想像にお任せします。

さて、今回お話させて頂く内容は
タイトルの通りボーカロイド、バーチャル、アニメについて」です。

※以後
ボーカロイド→ボカロ、3つの総称を2次元と呼ばせて頂きます。

◎今回私に起こったある"事件"について◎

今日、私は初めて「ニコニコ超パーティー2015-vocaloidライブ-」の動画を拝見しました。
私は元々ボカロがとても好きなので「前から気にはなっていたけど、どんな感じなんだろう」という軽い気持ちで、そのリンクをクリックしました。

約40分後、私は動画を見終えました。

40分間の中で私が最も鳥肌になったのは
なんとオープニングでした。
もちろん私の好きな曲がたくさん歌われ、その際も興奮したのですが、それ以上に興奮したのは
オープニングだったのです。

さて、そのオープニングがどんなものかと言うと、会場に流れた曲に合わせてスクリーン上に初音ミクが映し出されます。
※以後 初音ミク→ミク
ミクは「忘れないでね私の声を 画面越しでいい ちゃんと愛して」とその曲を歌います。  
画面は徐々にズームアウトされ、ミクはハンマーを拾います。
そして、パソコンに見立てられた画面を必死に割るのです。
曲の第一の山場を迎えると同時に、画面の中にいたミクが3Dで飛び出してきます。
会場の人達はミクと同じ空間にいることにさぞかし興奮したことでしょう。
私もこの時変な声がでました。

説明が長くなってしまって申し訳ありません。
本題に入ります。
その感動をとにかく誰かに伝えたくて、私は母に「これみて!!すごいから!!」と
自慢げに見せに行きました。
あんな事が起こるとも知らずに、、、





動画を見て母が放った言葉

「気持ち悪」
「この観客の中に一人もパリピはいーひんねんで?」
「バーチャルに熱狂する日本は怖い」
「人が作った虚像を信じる人達は犯罪をおこす」
「そのうち日本は独裁国家になる」
北朝鮮みたいになる」
「こんなものに夢中になっても悪循環しか起こらない」





あまりにも偏見が多すぎて、私は何も反応ができませんでした。
犯罪者?独裁国家
たしかに今の日本は少し2次元に夢中になりすぎているかもしれませんが、だからといって犯罪者は増えてませんし独裁国家にもなっていません。
前から母はボカロやアニメを毛嫌いしていましたが、まさかこんなにも先入観や偏見に囚われているとは思っていませんでした。

では、母の言葉に対して私が思うことを順に述べさせていただきます。

「気持ち悪」
なぜ私が2次元を好きというのを知っておいてこの発言をしたのか全く分かりません。

「この観客の中に一人もパリピはいーひんねんで?」
だからなんだという話。
陰キャが外に出てはっちゃけるのはむしろ良いことだと私は思います。
学生時代のスクールカーストの最上級にいた頃のままで大人になったのでしょうか。

「バーチャルに熱狂する日本は怖い」
普段3次元の人間が2次元の世界へ行けるのです。熱狂するのが当たり前でしょう。
旅行へ行って非日常を楽しむことと何が違うのでしょうか。

「人が作った虚像を信じる人達は犯罪を起こす」
立派な差別発言です。
人が作った虚像ならこの世に数え切れないほどあります。
ドラマ、映画、小説、絵本etc…
人が作った話を人が演じて、それを見ている側の人間はその作り話に感情移入をし感動をもする訳です。
ドラマが大好きで毎日かかさず見る母は何人の人を殺しましたか。
一人も殺していないでしょう。
極端な話そうなりますし、逆に言えばこの発言はそれぐらい極端であるのです。

「そのうち日本は独裁国家になる」
恐らく勢いで言ったのでしょうけど今のところ日本は2次元によって独裁国家になるどころか2次元という文化を利用してグローバル化を進めています。

北朝鮮みたいになる」
これも独裁国家と言いたいのでしょうけど、学歴低いのがバレバレで子として恥ずかしかったです。

「こんなものに夢中になっても悪循環しか起こらない」
後の話によると「2次元の世界ばかりに夢中になって、リアルの世界で何もかも上手くいかず犯罪を起こしたり働かなくなったりする」という意味だそうです。
悪循環というのは私の母のような考え方を持つ大人たちが子供を束縛させ、ストレスによる現実逃避で2次元やネットという居場所を作るもそれすら馬鹿にされ結局居場所がなくなって犯罪を犯したり自殺したりする人間が増えるということだろう、と私は考えます。




冒頭でも述べたように私は陰キャでチキンで根性無しなので、寝ている母を起こして直接訴える事はできませんでした。

もちろん母には物凄く腹を立てていますし、口も聞きたくありません。
ですが、母だけではありません。
例を挙げるならばメディアも同じです。
私は以前、こんな報道を見たことがあります。

「この猟奇殺人事件の容疑者である○○容疑者は、『ひぐらしのなく頃に』というアニメを好んで見ていたようです。
このアニメにはグロテスクなシーンなどが多く含まれており…」

自分に慣れ親しみのないアニメを犯罪の動機にこじつける

これがメディア、これが大人なんだと非常にショックでした。

◎まとめにならないまとめ◎
ボカロが嫌いだ、アニメが嫌いだ、バーチャルが嫌いだ、という人がいるのは当たり前ですし、その理由も共感はできませんが納得はできます。
ただ、2次元を好きな人を犯罪者呼ばわりしたりすることは決して許されないことだと思います。
一人でもそんな人が減るといいですね。





思ったことや考えたことをここに著すことができて光栄です。
終始、日本語や文法がめちゃくちゃになっているところがあるかもしれませんが、感情的なまま文字を打ったので大目に見て頂けるとありがたいです。

ここまで読んで下さった方、ありがとうございます。